鼠径ヘルニア修復術用メッシュ 「3D Max®(ミディアムタイプ)」発売

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Publish date: 2024年9月26日

堅さとしなやかさを兼ね備えた、鏡視下手術対応の新たな選択肢、鼠径ヘルニア修復術用メッシュ 「3D Max®(ミディアムタイプ)」発売


BDのグループ会社である株式会社メディコン(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:阿知波達雄)は、鼠径ヘルニア修復術に使用されるメッシュ「3D Max®(ミディアムタイプ)」(読み スリーディーマックス)を8月に発売いたしました。

「3D Max®(ミディアムタイプ)」 

今回発売した「3D Max®(ミディアムタイプ)」は、腹腔鏡下での鼠径ヘルニア修復術において脆弱な組織の補強、または補填のために使用されるメッシュです。本製品は既存製品である 「3D Max®(スタンダードタイプ)」 と 「3D Max®(ライトタイプ)」 の中間の重さで、堅さとしなやかさの両方を兼ね備えています。本製品が既存製品に加わることで、患者さんの体型や症状、組織の欠損の大きさに応じたより幅広い選択肢を提供します。
 

製品の特長

  • 鼠径部の形状に適合する立体的な形状
    解剖学的に鼠径部の形状に適合するようにメッシュの形がデザインされています。それにより、メッシュの固定数の減少が期待できます*1
  • 堅さとしなやかさの両方を兼ね備えたMedium Weight(中間の重さ)、Large Poreメッシュ(大きな網目)ロボットによるヘルニア手術で用いられる8mm径 トロカールに対応します*2。また、Large Poreは、メッシュ越しに腹壁側に対して優れた視認性をもたらし、メッシュの位置調整に役立ちます。
  • メッシュの配置をサポート
    「Sealed Edge(シールド・エッジ)」(①)は手術空間でのメッシュの展開と形状維持に役立ちます。「Medial Marker(正中方向マーカー)」(②)と 「Anatomical Orientation Marker(青色の線)」(③ ) は術野でのメッシュの配置と位置決めをサポートします。
  • より豊富なサイズ展開
    (ライトタイプとスタンダードタイプにはない)XLサイズが追加され、組織の欠損の大きさなどによってサイズ選択が可能です。

     

鼠径ヘルニアとは

鼠径ヘルニアは、加齢などの影響で鼠径部の筋膜が弱くなり、本来お腹の中にあるはずの腹膜や腸の一部が、筋肉の隙間からお腹の外に出てくる病気です。国内では毎年約15万件の鼠径ヘルニア手術が実施されています*3。現在では、腹腔鏡下手術で、ヘルニアの部分にメッシュを敷く方法が標準治療の1つとされています。
 

製品概要

      発売日:2024年8月13日

      製品名一般的名称
      承認番号
      クラス分類
      3DMax MID
      アナトミカルメッシュ

      非吸収性ヘルニア・胸壁・腹壁用補綴材
      30600BZX00092000
      高度管理医療機器[Ⅲ]

      *1 固定は術者の任意で行います。欠損の大きさ、使用する手技、解剖学的構造の質、組織の完全性によっては、固定が必要ない場合があります。
      *2 日本では鼠径ヘルニア修復術に対してロボット手術の保険適応はありません。
      *3 厚生労働省 第 5 回 NDB オープンデータ https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000177221_00008.html

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