健診の採血、4割が「ストレスや不安」
― 7人に1人が「採血が理由で健診を避けた・先延ばしにした」経験 ―

健診受診率の向上が国の課題となるなか、検査そのものへの心理的負担が受診行動と関連する可能性が示唆

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Publish date: 2026年9月30日

健診の採血、4割が「ストレスや不安」
― 7人に1人が「採血が理由で健診を避けた・先延ばしにした」経験 ―

健診受診率の向上が国の課題となるなか、検査そのものへの心理的負担が受診行動と関連する可能性が示唆


調査結果ハイライト

  • 13.7%が、採血への不安から「健診・人間ドックの受診を先延ばし・回避した経験がある」(何度もある5.7%+1〜2回ある8.0%)
  • 42.3%が、健診での採血に「ストレスや不安を感じる」。特に女性(46.2%)・20代(59.5%)で高いが、採血の痛みや負担は「仕方ない・我慢するもの」と回答。改善余地がないとの認識で我慢
  • 77.0%が、採血の痛みや負担は「仕方ない・我慢するもの」と回答。改善余地がないとの認識で我慢が常態化

日本ベクトン・ディッキンソン株式会社(代表取締役社長:長瀬 信弥、以下「日本BD」) は、健康診断・人間ドックで採血を経験した全国の20〜60代の男女1000名を対象に、「採血に関する意識調査」を実施しました。

調査の結果、採血を理由に健康診断や人間ドックの受診を先延ばし・回避した経験がある人は13.7%にのぼり、およそ7人に1人が該当しました。採血への不安や苦手意識が、健診の受診をためらう一因となり得ることがうかがえます。

健康診断や人間ドックは、疾病の早期発見・早期治療や健康維持・増進に重要な役割を果たしています。また、生活習慣病の予防・早期発見を目的とする特定健康診査(特定健診)についても、国は受診率の向上を重要な課題として位置付けており、2023年度の実施率59.9%に対し、第4期(2029年度まで)特定健診・特定保健指導では70%以上を目標としています※1。

こうした中、健診時に多くの受診者が経験する「採血」の心理的・身体的負担に目を向けることも、より受診しやすい健診環境を考える上で重要な視点の一つと考えられます。

※1  第4期特定健診・特定保健指導の目標及び40歳未満の事業主健診情報の活用促進について:Accessed September 2026.   
https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001018642.pdf

1.  採血が理由で健診を避けた経験がある人が7人に1人

採血への不安を理由に、健康診断や人間ドックの受診を先延ばし・回避した経験があるかを尋ねたところ、「何度もある」(5.7%)と「1〜2回ある」(8.0%)を合わせて13.7%が「経験あり」と回答しました。一定割合が受診をためらった経験を持つことは、採血への不安が受診行動の隠れた障壁となりうることを示しています。

2.  採血への不安は約4割、その正体は「痛み」と「刺し直し」

健診での採血に「ストレスや不安をとても感じる」(11.5%)または「やや感じる」(30.8%)と回答した人は、合わせて42.3%でした。属性別にみると、女性(46.2%)が男性(38.4%)を上回り、年代別では20代が59.5%と最も高い結果となりました。また、性別と年代とのクロス集計では、20代女性が最も採血への不安が高い傾向を示しました。

採血に「ストレスや不安をとても感じる」(11.5%)または「やや感じる」(30.8%)と回答した423名にその理由を尋ねたところ、最も多かったのは「針が刺さるときの痛み」(52.7%)で、次いで「血管が見つからず、刺し直されること」(30.3%)、「血を見ること」(27.9%)、「採血する人の技量への不安」(27.7%)が続きました。痛みに加え、刺し直しや採血する人の技量への不安も上位に挙がっており、採血がうまくいくかどうかに対する不安も負担感と関連している可能性が考えられます。実際、「どのように改善されるとストレスが減るか」という問いでも、痛みの軽減(49.2%)、採血する人の技量への信頼(35.7%)、刺し直しの減少(32.2%)が上位に挙がり、不安の中身と改善への要望がそのまま対応しています

3.  それでも8割が「仕方ない・我慢するもの」

こうした不安がある一方で、採血の痛みや負担について「仕方ない・我慢するもの」と考える人は、「強くそう思う」(20.7%)と「ややそう思う」(56.3%)を合わせて77.0%にのぼりました。多くの人が負担を感じながらも、それを当然のものとして受け入れている実態がうかがえます。採血に関しては受診者の“我慢”が常態化している可能性があり、裏を返せば、見過ごされてきた潜在的な改善ニーズが存在しているとも言えます

4.  当事者の声(一部抜粋)―採血時の苦痛な経験と心理的負担

自由回答では、採血の失敗体験が強い記憶やトラウマとして残り、その後の受診行動や心理に影響している実態が数多く寄せられました。

「血管が細く両腕に刺し直された。その後気分が悪くなり、以来、恐怖心で横に寝ながらでないと採血できなくなった」  ― 女性・30歳代

「なかなか血管に針が入らず、10回も差し直され、結局別の人に変わって採決された」  ー 女性・40歳代

「腕に大きな内出血ができて痛みが取れなかった。それ以来、採血する人の技量が大丈夫か常に気になる」  ― 女性・50歳代

 

■ 採血を、もっと受けやすいものに ― 日本BDの考え

これらの調査結果を踏まえると、採血時の身体的負担だけでなく、安心して検査を受けられることへのニーズがあることがうかがえます。日本BDでは、こうしたニーズに応える採血関連製品の提供を通じて、受診体験の向上に取り組んでいます。採血は健康を守るために欠かせない検査である一方、その負担が受診の妨げになってはなりません。今回の調査は、これまで個人の“我慢”として見過ごされてきた採血の不安が、受診行動にまで影響しうることを示しています。

 

(ご参考)日本BDの採血環境改善に向けた取り組み

日本BDは、採血関連機器の開発・提供を通じて、検査を受ける方と医療従事者双方の負担軽減に取り組んでいます。その一つとして、穿刺の刺激をやさしく、採血スピードを迅速にしたプッシュボタン式の翼状針「BD バキュテイナ® ウルトラタッチ™ プッシュボタン ブラッドコレクションセット」を提供しています。

製品名: BD バキュテイナ® ウルトラタッチ™ プッシュボタン ブラッドコレクションセット

BDの採血領域全般へのURL:https://www.bd.com/ja-jp/products-and-solutions/products/product-brands/vacutainer

 

■ 調査概要

調査名:健康診断受診者の採血に関する意識調査
調査対象:過去に健康診断・人間ドックで採血を経験した全国の20〜60代の男女 1000名(性別・年代を均等に割付)
調査方法:インターネット調査
調査時期:2026年8月
調査主体:日本ベクトン・ディッキンソン株式会社

※構成比(%)は小数第1位まで表示しています。複数回答の設問では各選択肢を選んだ回答人数を当該設問の回答者数に対する割合として示しているため、合計が100%を超える場合があります。

本プレスリリースは、報道関係者を対象に、BDグループに関する最新情報を提供するものです。
患者さんや一般の方向けに、顧客誘引や医学的アドバイスを目的としたものではありません。

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