BDのグループ会社である株式会社メディコン(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 阿知波 達雄)は、2019年5月に発売した日本初となる体外式の女性用排尿ケアシステム「ピュアウィック™ 女性用体外式カテーテル」に接続して使用する専用吸引採尿装置「ピュアウィック™ 採尿システム」を2021年3月23日に発売いたしました。
「ピュアウィック™ 採尿システム」は、体外式採尿カテーテル「ピュアウィック™ 女性用体外式カテーテル」と接続して使用する専用の吸引採尿装置です。体外式採尿カテーテルに排出された尿を吸引して専用の採尿容器(キャニスター)に収容します。「ピュアウィック™ 女性用体外式カテーテル」はこれまで、医療施設の中央配管の壁吸引システムに接続してご使用いただいていましたが、医療現場からの採尿専用装置へのご要望にお応えし、この度、持ち運び可能な採尿専用の吸引装置を発売いたしました。
「ピュアウィック™ 女性用体外式カテーテル」は患者さんの脚の間に挟んで使用し、体内に留置しない非侵襲的な排尿カテーテルです。ベッドで排尿しなければならない患者さんの精神的な負担を軽減するとともに、自排尿することで患者さんの自立を促します。
排尿ケアの選択肢には、膀胱留置カテーテル、間欠導尿カテーテル、おむつ、そしてコンドームカテーテルや、「ピュアウィック™ 女性用体外式カテーテル」などがあります。膀胱留置カテーテルは尿道や膀胱の不快感や疼痛が生じる可能性があり、長期使用により下部尿路障害や尿路感染症を発症するリスクがあります。また、尿をためることがないため、膀胱機能が衰えるリスクが指摘されていました。おむつを使用するケースではおむつかぶれや皮膚損傷に加え、装着による不快感や羞恥心、ケアをする方の労働負担が大きい点が課題とされてきました。ピュアウィックは装着による疼痛や不快感が少ない体外式カテーテルで、自力で自然に排尿することにより膀胱機能を保ち、患者さんの自立を促すことに貢献します。
入院患者の1,000人に4.4人が夜間に転倒・転落しており[i]、移動中の転倒・転落のうち63%がトイレの行き帰りに発生しているというデータがあります[ii]。おむつに排尿してもよいといわれても、抵抗を感じる方もいらっしゃいます。また、患者さんの自立を尊重したくても、夜間の人手が少ない医療現場で夜中のトイレの付き添いは介助負担が大きいのが現状です。

(写真左)ピュアウィック™ 採尿システム (写真右)ピュアウィック™ 女性用体外式カテーテル
ピュアウィックは、低圧で持続的に尿を吸引するため臀部への尿の接触を抑え、患者さんの安眠をサポートします。夜間はピュアウィックを使用し、昼間は介助の手を借りて自力でトイレに行くことで、患者さんの筋力の低下を防ぐ効果も期待できます。
医療や介護の担い手不足がますます懸念される今後、本製品が感染症の予防や寝たきりの加速を防ぐ一助となり、患者さんのQOLの向上に貢献すると考えます。
| 販売名 | カタログ番号 | 内容物 | 規格 | 仕様 | 入り数 |
|---|---|---|---|---|---|
| ピュアウィック 採尿システム | PW200J | ピュアウィック採尿システム(本体)、A/C 電源コード、使用説明書、蓋付き2000 cc 採尿キャニスター、エルボーコネクター付き採尿チューブ、ポンプチューブ、プライバシーカバー | — | — | 1 入 |
| ピュアウィック 採尿システム 交換キット | PWKIT03 | 蓋付き2000 cc 採尿キャニスター、エルボーコネクター付き採尿チューブ、ポンプチューブ | — | — | 1 入 |
| ピュアウィック 女性用体外式カテーテル | PWF030E | ピュアウィック 女性用体外式カテーテル | 10 インチ × 1.5 インチ | LF | 30 本/ 箱 |
尿路感染症:
尿路感染症は本来無菌である尿路に病原微生物が侵入して起こる感染症で、腎盂腎炎や膀胱炎、尿道炎などがあります。膀胱内にカテーテルを留置していることで感染のリスクが高まるとされています[iii]。
i 厚生労働省「医療の質の評価・公表等推進事業」報告書 https://www.min-iren.gr.jp/hokoku/data/hokoku_h28/houkoku_h28_08.pdf
ii 急性期病院における転倒・転落の現状と診療科ごとの特徴:インシデント報告から
日本転倒予防学会誌Vol.2:45-52 2015https://www.jstage.jst.go.jp/article/tentouyobou/2/1/2_45/_pdf/-char/ja
iii 日本泌尿器科学会
https://www.urol.or.jp/public/symptom/22.html
Daniels KR, et al. Trends in CAUTIs among a National Cohort of Hospitalized Adults, 2001- 2010. Am J Infect Control 2014;2:17-22